楽しむこと

 

豊かな生活とはどこからが豊かといえるのでしょうか？

 

障害のある当事者にとって、豊かに暮らす為には実際様々な困難があると僕は知りました。

 

それは、6年前　突然の出来事でした。

 

僕の弟がクラブ活動中の事故により、頸椎を損傷し四肢麻痺になりました。それ以降、車椅子での生活を送っております。

 

弟から多くの事を学びました。車椅子での生活が困難なこと、家族で外食に行こうと思っても中々いけるお店がない。など。

 

これでは、障害者にとって豊かに暮らせるとは言えません。

結果的に弟は家にこもりがちになりました。

 

そんな弟を見て、父は考えました。

この社会で障害のある方が豊かに暮らせる方法は無いのかと。

父は美容師で自分のお店も持っておりました。

自分にできる事を模索する中、父が思いついたのが誰でも気兼ねなく来店できる美容室を作ること。

僕は福祉を勉強し、父は美容師としての腕を磨き

障害のあるゲストを迎える準備をしました。

「ヘアーモードアッシュ」です。

 

テーマは「ユニバーサル」

すべての人が利用できる美容室を目指しました。

国籍や年齢、性別、障害の有無に関係なく

すべての人が美容に触れ

身なりへの美の追求だけではなく、私たちは、心身ともに美しくなっていけるような生き方を皆様と共に考えていきたいのです。

 

 

これまで僕が経験してきたことから、障害のある方の自立に向け見出した答えは、障害児からの早期教育と、企業への障害者雇用の戦力化を同時に進めていくということです。

 

 それをつなぐために「Beauty Factory」を立ち上げた次第でございます。

 

皆が笑って豊かに暮らせる社会を目指して。

 

Beauty Factory

代表 北口 秀